『ブランド広告』の本質について。
『ブランド広告』って何?
今の日本の問題は「広告」がステマ(一見広告に見えないステルスマーケーティング)で信用がなくなっているところに、海外からの「ネイティブ(ブランド)広告」の概念に飛びつきだしています。
この文脈は日本では「記事広告」という、掲載する媒体側が企業からお金をもらい、媒体のティストに合わせた記事を作成するものです。これでは企業(お金を出す方)のための「広告に見えない企業広告(ステマ)」の枠を抜け出せません。
最近、話題になった、このCMは知っている人も多いと思いますが、面白いPVを作る事で有名な海外の「OK GO」のPVです。本質的な「ブランド広告」です。
OK Go - I Won't Let You Down - Official Video - YouTube
これは、UNI-CUB β のユニークなコンセプトに「OK Go」が共感した事で、生まれたコラボレーションです。表には「OK Go」のPVですが、「HONDA UNI-CUB β」も話題も取り上げられて、その自由な使い方やOK Goの楽しさをくわえた印象を、見る人に与えています。
Honda|UNI-CUB(ユニカブ)
本質的には「企業」「クリエイティブ」「顧客」が対等な関係で、1つの新しい「作品」を作る事だと思っています。
「クリエイティブ」側は、ブランドを尊重しつつ、自分たちのクリエィティブを崩さず。
「企業」側は、ブランドコンセプトは伝えて、お金は出しても、クリエティブを尊重する。
「顧客」側は、一方的ではなく、自分がブランド価値に関わる事が体験できる。
最悪は、企業=お金出す側が偉いで、ただの企業の思いどおりにつくる「製作」になってしまう事です。
このトレンドは、今のなら間違いなく「広告(ステマ)」の延長線上で、「ブランド広告」「ネイティブ広告」が広まっていきます。 本質的な『ブランド広告』を増やしていくしかないと思っています。